住宅の排水トラブルにおいて、家の中の掃除を完璧にしていても防げないのが屋外の排水管や桝でのつまりです。特に築年数が経過した住宅では、配管の勾配が変化したり、庭の木の根が入り込んだりすることで下水のつまりが発生しやすくなります。このような状況を専門業者に頼らず自分で解消するためには、プロが使うような道具を効果的に使いこなす必要があります。まず用意すべきは、五メートルから十メートル程度の長さがある旋回式のワイヤーブラシです。これは配管のカーブに沿って曲がり、先端の特殊な形状が汚れを削り取ってくれます。排水桝の蓋を開け、つまりが発生している方向に向けてワイヤーを挿入していきますが、ただ押し込むのではなく、ハンドルを右回転させながら進めるのがポイントです。手応えがあった場所がつまりの核心部ですので、そこを重点的に前後に動かして汚れを粉砕します。また、木の根が原因の場合は、ワイヤーの先端にカッター状の部品を取り付けられるタイプを選ぶと、物理的に根を断ち切ることができます。さらに、高圧洗浄機を持っている場合は、別売りのパイプクリーニングホースを導入することをお勧めします。このホースは先端の穴から後ろ向きに水が噴射されることで、自ら配管の奥へと進んでいく自走式の機能を持っています。高圧の力で配管の内壁にこびりついた汚れを根こそぎ剥ぎ取ってくれるため、一度作業を行えば数年間はつまり知らずの快適な状態を維持できるでしょう。下水のつまりを自分でメンテナンスする際には、周囲を汚さないよう養生を徹底し、作業後は消毒液を撒いておくことも忘れないでください。自分でここまで徹底した洗浄を行えば、高額な清掃費用を浮かせることができるだけでなく、配管の異常を早期に発見することにも繋がります。道具への初期投資は数千円から数万円かかりますが、業者を一度呼ぶ費用を考えれば、十分に元が取れる賢い選択と言えるでしょう。
屋外の排水桝に潜む下水つまりを自分で解消するためのプロの道具活用術